vol.210 直感力を鍛える

STEP 01.自分に「質問」してみよう
何か重要な局面に行き当たったとき、すぐに決断できないのは心に迷いがあるから。自分の中に抱いている疑問のコアな部分をはっきりさせれば、自ずと進むべき道は見えてくる。

STEP 02.心の中の疑問を紙に書き出す
心の中の疑問が見えてきたら、紙に書き出してみよう。最初はなんだか変な気持ちになるかもしれませんが、大丈夫。瞑想の一種だと思って試してみて。

STEP 03.書けないときは無理しない
ただ、結論を焦らないこと。疑問に対して、すぐに反応するのは大抵はエゴの部分。もっとじっくり向き合わないと、直感の声は聞こえてこない。もし心の中の声が聞こえてこないようなら、今は一旦中断して、また今度試してみる。頭で考えたことではなく、心の中から湧いてきたものこそが、自分にとって正しい決断だということを忘れないで。

STEP 04.さらなる質問で直感を確かめる
直感を捕まえることができたら、さらに関連するいろいろな質問と答えを書き出して、自分の直感を確かなものにしていく。

STEP 05.迷ったら仲間を見つけよう
このエクササイズを初めてやるときは、どうやっていいかわからないと思うかも。そういうときは、一緒にやる仲間を見つけること。お互いに話しながら進めれば、きっと新しい気づきがあるはず。

STEP 06.自分なりのやり方でOK
「正しい」「間違っている」という判断は、ひとまず置いておく。直感を捉える正しい方法などないのですから。自分に合ったやり方を見つけることが大切。たくさん書けばいいというものでもないし、少ししか書かないからダメ、というものでもないので、自分のやり方で。

STEP 07.焦ってすぐに行動しない
自分の中の直感を書き留めることができたら、エゴに邪魔されないよう要注意。自分の直感に従えば、次に何をするべきかは自ずとわかってくるはず。今は何もしないほうがいい、というのも立派な直感です。

 

なんかおかしい、と思う「勘」。それは直感!
直感とはこれまでの経験や知識に基づいて、想像できないほどの計算を経て、潜在意識がくれる、間違いのないサイン。
直感は意図的にトレーニングすることが可能です。少しずつ訓練して磨いていけば、その精度を上げることができますが、ヤマ勘はあてずっぽうで、いつまでたっても精度が上がることはありません。
直感は《当たったとき》と《当たらなかったとき》の感覚の違いを覚えておいて、うまくいった時の感覚のデータベースを増やしていけば、少しずつ精度を上げていくことが可能です。その感覚がだんだん明瞭になっていくと、「これは間違いない」というのと、「うーん、これはちょっと分からない」という違いもハッキリと分かるようになります。

直感力を養うために大切なこと。
1.正解を選ぶ力ではなく、直感で選んだ答え
に取り組み続けて正解にする力をつける。
2.直感に従った結果をブレずにやり通す力は、 論理的な力の裏打ちから生まれる。
3.直感力に必要な自分をメタ的に見る力は、  マインドフルネスで鍛えられる。

「手書き」の恐るべき創造的効果
書くと不安やストレスを抑制したり、自己認識力が高まります。今の時代になぜデジタルではなくアナログの手書きなのかなぜ手書きに絶大な効果があるのか
手を動かしながら考えた方が「大脳基底核」を刺激できるということであり、インスピレーションも湧きやすいということです。手で書きながら新しい気づきが生まれたり、連想的に発想したりしやすいのはこうした理由があるのです
デジタルは一度決まった枠組みを整理していくのには向いていますが、自由に創造したり、深い気づきを得たりするためには手書きの方が効果的だといえそうです。

書いて気づく「内臓感覚」の大切さ
さらに、心理学の大家、カール・ロジャーズは、自分で気づくには「内臓感覚」が大切だと強調します。
心理学者の諸富祥彦氏はそれを著書『カール・ロジャーズ カウンセリングの原点』で「内臓感覚は、論理的思考だけよりもはるかに精緻で、的確な判断を可能にする」「自分の内臓感覚から言葉を発し、この感覚にしたがって生きていくことは、人がより深く、賢明に生きることを可能にする」と解説しています。
深い内臓感覚を感じていくには、自分の中で「しっくりくる」とか「ピンとくる」という感覚、感情を大切にすること。言ってみれば「腹に聴く」ようなもので、内臓感覚には多くの知恵が眠っていて、人生の方向感覚や洞察が生まれる源泉があります。

やることばかりのカオスの毎日から脱出する
毎日やるべきことが山積みで、頭も心もいつもごちゃごちゃ。それをスッキリさせ、シンプルに生きたいと思いませんか?「いつも、不安と焦りで心に余裕がない」「やるべきことばかりで、やりたいことに時間が取れない」「生活リズムが最悪。朝は遅いし、夜ふかしの毎日を変えたい」「マイナスの考えがぐるぐる巡って疲弊する」「自分のやりたいことって何だろう? それを考える時間すらない」心も、生活も、人生もごちゃごちゃしている。バタバタと忙しいのに心に充実感がない。そう感じる人は少なくないでしょう。

「書く」ことで不安やストレスをなくし自分を深く知る
「書く」ことには様々な効果があることが学術的な研究からもわかっています。不安やストレスを抑制したり、自分の感情を可視化することで客観的に自己認識したりすることができます。意識的な思考ではなく、自分でも気づかない深層の「感情」をすくい上げることで、自分への理解が進みます。
ぐるぐると堂々巡りしていた悩みが、「感情」に焦点を当てることで不思議なくらい解決されます。 (参考 DIAMOND online)





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