vol.209 菌ちゃん野菜応援団vol.30

今年の夏野菜はひと味ちがう??

いつも草の勢いに負けて野菜が埋もれていた私たちの畑ですが、今年はこまめに草抜きをしてくれた方のお陰でかなり畑らしい!!なので取りそこねることも少なくもりもりと野菜が取れています。またこれが味が濃厚で美味しいんです。虫食いも少ないしね。

オーガニック野菜を育てることは難しいと言われがちですが、土さえ整えばあとは基本待つだけ。土にどれ程手をかけられるか、家庭菜園は本当にそれだけ、なんです。

土に微生物がたっぷりいれば、そこにある有機物はどんどん分解され、成長に必要なミネラルやビタミンが土に増えていく。それをこれまた微生物が介在してくれることで、たっぷり吸い上げることができた野菜は各種栄養素が豊富になり、病害虫に強い個体となる。結果無農薬でも美味しい野菜が育つ。という、図式。

もうね、ビックリするほどシンプルなんです。ようは、土の中にいかに各種微生物を住まわせ続けることができるか。有機農法でうまく野菜が育つかどうかはそれだけと言っても過言じゃないと思います。

それがわたしがここでずっとお伝えしてきた草堆肥のやり方であり、生ごみ堆肥のやり方。土ごと発酵させるやりかたなんですよね。そして、これは私たちの体内も同じこと。
腸と土は相似系をなしていますから、私たちが元気で生きていきたいと思ったら腸内微生物の様相を豊かにすることが必須条件。

こんなご時世でもありますし、次回から少しそんな話をしてみたいと思います。