vol.188 未来に続く暮しの学び vol.30

共同生活と保存食

2019年がスタートしてこちらは夏本番を迎えます。
今年の夏は冷夏という予測なのに、昼間は灼熱、汗だくだくの毎日です。しかし、湿度がなくカラっとしていて、日陰にいれば過ごしやすいのがありがたいです。日はだいぶ長くなってきましたが、夜の8時過ぎに日が落ちれば涼しく、夏でも過ごしやすい気候です。
1月は、催しも少なく静かな月なので、忙しくなる2月3月に向けて、自分たちのメンテナンスに時間を費やせる月にします。
ゆっくりした自分のペースで日々を送っていると、忙しい時にできなかったことが目につきます。畑では特にトマト、ズッキーニ、スクオッシュ、キュウリなど夏野菜が豊富に収穫できます。ですがあまりにも獲れすぎるので、とにかくキムチ、サワークラウド、ピクルスなど、発酵させたり、貯蔵できる形に変えて保存食品として、今後使えるようにみんなで手分けして大量に作っています。
 あとは、自分たちの時間。私は絵描きとして活動しているので、この夏の季節はイベントが重なりとても忙しくなりそうです。なので、空いてる時間はとにかく制作!制作!と制作時間を大事にしています。
自然のなかの静かな空間は、いろんなインスピレーションを与えてくれます。つくづく今居るこの環境に感謝!自分の家で、自分のリトリートタイム。パラダイスは住んでいる私たちにとっても癒しの場所になっているのだなと実感しながら、日々に感謝して、この静かな1月を過ごそうと思っています。
 共同生活では、自分の時間を確保することはとても重要です。アクティブに人とかかわる時と、自分の内側に入り、自分と向き合う時。そのバランスが、ここ5年目にしてやっと整ってきたように感じます。
目には見えないお互いの境界線を意識し保ちながら、個々の活動、生活を確立して、お互いに関わりあう。基本は、お互いを認め合い、尊重しあうこと。このようなコミュニティーでは一番大事なことです。それがようやく少しづつですが、わかってきました。     YAO