この冬は音楽とアートと、採れたての野菜たちも音楽とコラボするという創造的で文化的な活動が充実し、とても楽しい時を過ごしました。
ほかにも、ペインティングリトリート、キューバやジャマイカの人たちの協同音楽プロジェクト。アフリカンドラムとダンスのリトリート。ジャマイカアーティストとのディナーイベント…など多彩なイベントが続きました。なかでもキューバ、ジャマイカ、ジンバブエなどのアーティストたちとのかかわりはとても新鮮で、彼らの人柄、音楽は心の琴線に触れ、自分の中になにかが弾けるような感覚を覚えました。
彼らの国はアフリカルーツ。そのルーツを感じられただけでも、私たちにはとても意味深い時間でした。
これまでいろんな国の人たちが、ここパラダイスを訪れてくれます。今回は特に自分のルーツを探るきっかけを与えてくれたように感じました。このような文化的なつながりは心に深く響きます。
私たちは多くの人たちと出会っては別れて、をくり返し生きていますが、人とのかかわりは、その人たちと時間や場所を共有し、食を共にして、少しずつお互いの文化を紹介しあい、理解していけるのだなと感じます。特にアフリカがベースにある国、キューバはスペインに、ジャマイカはイギリスに占領されたといえど、ルーツはアフリカ。かれらは音があれば踊る。踊りがあれば音が鳴る。そして歌いはじめる。歌うこと、演奏することが生活の一部であるかれらの姿。それが自然にある日々がうらやましい。ここパラダイスにも自然にわき出るような文化的要素を、日々の暮しに組み込んでいこう!そう思わせてくれた!と同時に、自分のルーツを探り、踊りや歌を学ぼう!とも。ないならつくればいい。そして習えばいい。まずはこの夏帰国したらしっかり盆踊りを歌って踊れるようにすること!この数ヶ月間は各国の伝統的な文化に触れたことで、日本の文化について改めて思いを馳せるきっかけとなりました。YAO
パラダイスで採れた野菜を次々に手にとり、軽やかなリズムで即興で歌うジャマイカのミュージシャン。