パーマカルチャーフェスティバル
オーストラリアは、9月22日が春分。春を迎える、お祝い、お祭りとして、週末の3日間に、パーマカルチャーを軸にしたフェスティバルを主催しました。
テーマは、畑から台所へ。
自分たちの食べる野菜を、どのように育て収穫するのか、そして収穫した野菜をどういただくか、調理の仕方を3日間にかけて学ぶワークショップに、音楽などのイベントを交えて行いました。
春(オーストラリアは今が春です)は種植え、土づくりの時期。まずは、土づくりのワークショップです。
耕さない畑づくりー最初にコンポストづくりです。窒素と炭素の配合によって発酵を促し、生ごみなどを分解していく方法です。ウッドチップ、生ごみ、枯れ葉、雑草などの青葉、モルチ、鶏糞、モルチ、そして土の順にレイヤーをつくります。各レイヤーごとしっかり濡らすことが重要。大体3か月くらいで分解されて、いい土となっていきます。
この状態でも、一番上のレイヤーの土に直接、苗を植えることもできるので、今回はインゲン豆を植えました。
そのあと、バナナの木の植えわけの仕方、根菜の根分け、根植え、竹で作る柵づくりをしました。
台所では、発酵食品のワークショップを行い、ベジタリアン韓国風キムチづくり、インドネシアなどでは評判のテンペづくり、そして小麦粉を使わないでつくる、生姜の蒸しケーキ。生姜の蒸しケーキは、お米、ソバの実、豆を大体3分の1づづ、一晩水に浸し、発芽させた状態にさせます。あとはブレンダ―で生姜と砂糖と重層と混ぜて、蒸すだけです。
小麦粉を使うよりも、栄養価が高く、おいしく食べられます。
畑での知識、台所での知識、そして、音楽を交えた夜のディナーパーティーをとおして、自分たちの食を創っていく。街から参加してくれた人達が、自分の場所でできる畑づくりを学べ、土、畑、食を通してつながり合う素敵な時間となりました。
grow your own food!! YAO
パーマカルチャーとは、オーストラリアのビル・モリソンとデビット・ホルムグレンが構築した人間にとっての恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系のことです。 この言葉は、パーマネント(永久な)とアグリカルチャ-(農業)あるいはカルチャー(文化)を組み合わせた造語です。