1963年、アメリカのキング牧師は「私には夢がある」と聴衆に語りかけました。夢を描きにくい時代になっていますが、でも、いまこそ、それを描き合うこと、語り合うことが重要だと思います。
講演の機会をいただいたら、右の表のようなミニワークをします。
それは「自分の型(かた)」をつくるというものです。新年度を前に、今回は紙上でみなさんとやってみたいと思います。
下のA~Cに、大好きなことや得意なこと、気になるテーマ、人生のテーマなどを、自分のキーワードを3つ記入してください。分母には活動舞台、大好きな町・村など地名を書いてください。
A( )×B( )×C( )
活動の舞台、住んでいるまち・むら( )
いかがでしょう。書けましたか?
こうしたワークをいままで各地でおこなってきて気づいたのは書かれたA~Cのキーワードが3つとも重なる人はいないということです。
さらに住んでいる場所が異なりますね。みんな実はとても個性的なのです。オンリーワンな存在なのです。
このワークを各市町村のみんなでおこない、それを活かしたまちづくりができないでしょうか!これを日本中のみんなでしたらどうでしょう!きっと新しい希望がたくさん生まれるはずです。これが私の夢の1つです。
ミニワーク①~⑤まで書き込んでみて下さい。
塩見直紀(しおみなおき)半農半X研究所代表
1965年、京都府綾部市生まれ。20年前から「半農半X(エックス=天職)」コンセプトを提唱。半農半X本は中国語訳され、台湾、中国にもひろがる。著書に『半農半Xという生き方 実践編』など。
※半農半Xとは・・・半農は環境問題、半Xは天職問題
持続可能な農のある小さな暮らしをベースに、天与の才を社会に活かす生き方、暮らし方。
ex.半農半漁、半農半大工、半農看護師、半農半カフェ
半農半歌手、半農半鍼灸師、半農半カメラマンなどなど。
まちづくり&自己探求
綾部市社会福祉協議会に隔月でボランティアエッセイ掲載。
それを「にらめっこ」に連載します。
vol.160 特別寄稿連載「半農半Xという生き方」塩見直紀