自分で決めることの大切さを伝えたい
ここいくのメンバーは16名。代表は助産師ですが、メンバーの職業は多岐にわたっています。得意なことも、苦手なこともそれぞれでとっても凸凹な私たちが互いを尊重し合いながら日々楽しく「いのちの授業」を伝える活動をしています。
私はここいくの仲間でもあり、日々は市議会議員という仕事をしています。今年の2月に各務原市議会議選挙がありました。皆さん に応援してもらい、当選することができましたが、あまりの投票率の低さに嬉しさよりショックが大きかったです。投票率 40.79% 前回より5.97%下回り過去最低。私たちの暮らしに政治に関わらないことは何ひとつありません。でも、多くの方が投票に行かないのはなぜだろう?落ち込む私にここいく代表の中村が、「性教育と同じだよ。主権者教育も学ぶ機会がないんだよ。政治のこともここいくで伝えていこう」と話してくれて、やはり教育しかないなと思いました。
ここいくの「いのちの授業」は包括的性教育なので主権者教育も必須です。日々は自分で決めることの大切さ「自己決定」について話をしています。ここをもっと深めていく学びの場をつくりたいです。選挙を通して感じたことは、人の目を気にして、自分の心のままに決められない、行動できない人が多い現実です。古川さんを応援している、でも地域の目があるから表立っては動けない。こういう人が本当に多いのです。「自分らしく生きる権利」誰もが当たり前にもっている権利があるのに、本当の自分の気持ちを抑え、常に人の目を気にして生きることに慣れてしまうと、いろいろなことに流され、変化を諦め、自分で考えることができなくなるように感じます。
ここいくの「いのちの授業」での子どもたちの感想を紹介します。
・ひとそれぞれ自由で自分で決めてよいことなのだと、はっきり言ってくれたのがよかった。
・今まではいろいろなことを人と比べて心配になっていました。でもこれからは、人と自分を比べないで、自分らしくありたいです。
・今日のお話を聞いて、人と違っていても、いいんだ。生きてていいんだなと思いました。すぐ生きる意味ないなと思っていたけど、生きてみようと思いました。
子どもたちの感想を読むと、伝われば変わると希望が湧いてきます。「自分らしく生きる権利」を学び、これからの社会を創っていくのは、自分自身であることを感じて欲しい。選挙中、「プチミッシャー」という素敵な言葉をある人が伝えてくれました。それは、私たちがずっと大切にしてきたこと、そのものでした。
プ プロセスを大切に
チ 違いを認め合う
ミ みらいを見据える(守る)
ツ つながりを大切に
シャ 社会をつくる(参画する)
まさにここいくが包括的性教育を通して伝えている「どう生きるか」に通じるメッセージ。誰もが政治を諦めず、社会を創っていく一人として当たり前に投票にいく人が増えるよう、「いのちの授業」を通して伝えていきたいです。
担当:ここいくメンバー 古川 明美でした。
ここいく☎090-3446-8061(中村)