10月31日(日)各務原瑞巌寺で開催されたお産トークまつりに参加してきました。
ここいくメンバーの古川あけちゃんと、代表の中村あきちゃんが参加するトークセッションが楽しみなのはもちろん、一番は産む育つを応援する市民団体NPO法人『Umiのいえ』代表・齋藤麻紀子さんにお会いできること!会場入りされた麻紀子さんに向かってつい「生(なま)麻紀子さんだ~」とつぶやいてしまった私を、優しくハグしてくださり、始まる前から感動でした。
第1部 麻紀子さん・あけちゃんと、急遽大阪から参加された助産師の越本さんでの、子どもの出産を通してのババトーク。
自分で考えて、自分で選択し、自分で決断し行動したそれぞれのお子さんたちのお話は、長男の出産時を思い出し少し胸が苦しくなった。何も知らなくて、考えることも調べることもなく、何かおかしいと思っても、しょうがないよね…と受け入れてしまい、納得のいかない出産をした私の育児はマイナスからのスタートで、とても辛かった。
自分で選択したお産、幸せなお産で、その後の育児が全然違ってくる。幸せなお産は、その人だけじゃなく周りの人までも幸せにしてくれる…そして日本を変える!と改めて思いました。
第2部 助産院とミッドワイフ。ゆりかご助産院の赤塚さんと暁助産院の中村あきちゃんの、これまで関わってきた赤ちゃんとお母さんたちのお話。あ~こんな素敵な助産師さんがいるところで産みたかったなぁと思いました。お母さんと赤ちゃんの人権を尊重し、対等であること、そして二人の力を信じて待つ。
妊娠、出産、子育ては自然なもの、思い通りにいかなくて当たり前。だからこそ、妊娠中から信頼関係を築いていく1対1助産を目指したいという言葉に感動。
第3部 BFF@(Birth For the Future@ぎふ)の山本ちかこちゃんと渡部みゆきちゃんの発表。この二人が本当に凄い!
まずちかこちゃんから、出産費用の保健適用化とお産を女性の手に取りもどすネットワークとして、厚生労働省へ提言書の提出をした経緯の報告。本当に普通のお母ちゃん?!と感じるぐらいの行動力にびっくり。そして、私には夢がある「産婆魂を無形文化遺産にしたい!!」と、明るく元気に叫ぶみゆき母ちゃんの熱い思いはズキューンと心に響きました。こういう若いお母ちゃんたちがいる!これが未来への希望ですね。
同時開催されていた、『わたしのお産展inぎふ』もとても素敵でした。私も次男の出産の時の写真を提供させてもらいました。みんなそれぞれの出産ごとにドラマがある。写真についているキャプションを読むだけで、涙が溢れました。
当日は、県外から参加された方も多かったようで、熱い思いの人たちが各務原市に集結して、お産とは?助産とは?医療とは?見直さないといけないことだらけの現実と、守らないと消されてしまうお産の文化、その危機感をみんなで共有し、希望につながる勇気をもらった1日となりました。
私たち ここいくも、ここいくらしく、出産を伝えられるよう、包括的性教育を広げていきたいです。
担当:ここいくメンバー 小田 佐知子でした。
ここいく☎090-3446-8061(中村)