vol.227 ここいく日記 はじめの44歩

いのちの授業コンサート ~ここいく&岡田健太郎~

最近ここいくメンバーが3人も増えました~新しい仲間が増えるのは嬉しい限りです。
私たちの出会いは各務原子ども劇場。子どもたちの年齢も校区も違ったお母さんたちが、自分の子どもたちに…その周りの子どもたちにも性教育を届けたいという思いの仲間が集まりました。専門家でもない私たちが、子どもたちに「性教育」を教える?果たしてそんなことが本当にできるのか?
そんな不安を抱く私たちに「大人たちが、一生懸命伝える姿、その背中を見せることが子どもたちに伝わるのよ」恩師である坪内つるよ先生のその言葉に背中を押してもらい始めたのが15年前。
最初は伝えたいことがモリモリ、学校の授業のように話しても、子どもの反応はイマイチ。撃沈する私たちは 親子で生の舞台を観続けてきた私たちだからこそできる授業にしようと考えました。明るく、楽しくてをモットーに、心が動く感動体験ができる授業。歌や音楽、人形劇や寸劇、パネルシアターや群読など様々な表現方法で性教育を伝えてきました。
最初から包括的性教育を目指していたわけではなく、授業を重ねる中で、現場での深刻な悩みや課題に気付き、常に学び合い 話し合いを重ね進化をし続けてきたら、必然的に包括的性教育に到達していました。

そして、少しずつ依頼件数も増えていたところに、コロナがやってきました。ほとんどの授業がキャンセルとなり、ここいくの存続も危ぶまれる事態に…
でも、そこで諦めないのが「ここいく」です。学校で「いのちの授業」ができないなら、私たちで授業をやるしかない!
ちょうどいのちの授業を始めて10年という年だったので、クラウドファンディングに挑戦をし、ここいくのテーマソングを作ってくれたシンガーソングライターの岡田健太郎さんと一緒に『10周年いのちの授業コンサート』を企画。
2020年11月23日、コロナ禍にもかかわらずたくさんの人が観に来てくださりたくさんの人が手伝ってくださり、本当に感動の1日でした。
私たちの普段の授業と、健太郎さんの歌のコラボ。こんな風に包括的性教育を伝えられるのは私たちだけかも~と、反省点もありましたが自信にもつながりました。その報告を、代表の中村が[ここいく日記・はじめの16歩]で書いていますので、よかったら読んでください。

 そして今年、またまた『いのちの授業コンサート』を行うことが決定!!今回は、一般社団法人おだやかと各務原子ども劇場共催。なんと!いのちの授業を始めて15年。記念の年に、公演依頼は本当に嬉しかったです。
コロナ禍を経て、子どもたちを取り巻く環境はかなり変わってきました。当たり前だったことが当たり前でなくなり、不登校や自殺者も増えている、この混沌とした世の中を変える鍵は「包括的性教育」。今こそ人間の体の素晴らしさ、心の健康、人権、食の大切さを「包括的性教育」で伝えたい!!
いのちの授業を受けたことがある人も、ここいくを知らない人も、みんなが楽しめる内容になっています。実は…各務原子ども劇場も会員が減り存続の危機に陥ています。子どもたちの文化環境を守るためにも、子育ての文化を語り続けていくためにも、失くしてはいけない場所だと思っています。
応援の気持ちも込めて、このコンサートをいい舞台にしたいです。ぜひ観に来て来てくださいね。

2025年9月14日(日)
開演14時(開場13時半)
産業文化センター・あすかホール
☆前売り:1,500円 ☆当日:2,000円
※年少から有料

 

担当:ここいくメンバー 小田 佐知子でした。
ここいく☎090-3446-8061(中村)