vol.224 ここいく日記 はじめの41歩


10年前に蒔いた種が大きく育って…

ここいくは、「子ども達にいのちの大切さを伝えたい!」という母たちが集まり2010年に産声をあげました。
そして、学校や幼稚園からの授業依頼は、そこでPTAなどの役員をされている方たちが「子ども達にいのちの授業を聞いてほしい」という思いで私たち「ここいく」を呼んでくれることが多いです。
10年前、3人の子どもの子育て真っ只中のお母さんが、地域でつながりのある親子さんと「みんなで一緒に性教育を受けたい」とここいくの授業を企画してくれました。
子どもたちの年齢の幅も広く、幼児~低学年、高学年~中学生と1日に2回の授業を実施しました。その時に参加していた親さんからなんと10年越しで「いのちの授業」の依頼。
当時、幼稚園児だった我が子と受けた授業のことを「しばられない性教育」と表現してくれて、いのちの成り立ちのお話の中で伝える「いのちのもと」の精子と卵子のことを子どもさんがずっと覚えていてくれたことなどを教えてくれて、親子で授業を受けて子育てが楽になったこと、高校生になっている我が子のことを「とっても良い子に育ちました。」と嬉しそうに話してくれました。
今、その方は事業所を立ち上げていて、そこに通っている親子と授業を受けたいとの依頼です。10年前に蒔いた種が育っていたようでとても嬉しく思いました。
そして、授業当日、たくさんの親子が参加。学校の授業ではお母さんの参加がほとんどですが、お父さんの参加もありさらに嬉しい!
子ども達は元気いっぱいで、積極的に授業に参加してくれて、こちらからの問いかけにもたくさん反応してくれました。
授業を親子で受けることで、命の成り立ちの過程(ここを語れない、伝えたくない大人はたくさんいます)を親子で知ることができます。いのちのもとの精子と卵子が出会うことは「いやらしい」ことではなく「素敵なこと」「大切なこと」と捉えられること。自分という存在が奇跡のような確率で生まれたこと。これらのことが、親子で共通認識になると子どもを見る目が代わり、我が子だけでなくすべてのいのちの尊さを感じることができると思っています。
そして、自分を含め我が子も、そしてすべての人が「ありのままの自分で、ありのままのあなたでいいんだ」と思える。
子育ても、生き方も変わると思っています。
私たちは、授業を重ねるたびに子どもたちに伝えるたびに、私たち自身が「生まれてきてくれてありがとう」「いのちってすごいね」「ありのままのあなたでいいよ」というメッセージを受け取り続けていると感じています。
このメッセージがミルフィーユのように私たちの中に積み重なり、私たち自身を幸せにしてくれています。
「性教育」と聞くと、とっつきにくいことと感じる人こそぜひ!ここいくのいのちの授業を受けてみてくださいね♡
授業依頼は随時受付中です。

担当:ここいくメンバー 中村 暁子でした。
ここいく☎090-3446-8061(中村)