vol.224 続々のそのまた続き 今、地球の生態系が危ない!

   ん?ねずみ??

事務所でなにやらカサコソ音がする。しかも壁の中からきこえてくる。ある日、玄関を開けてビックリ。廊下の左にある引き戸の敷居がかじられている!かじった後の細かい木くずにこれまたびっくり!その周りに数個のねずみの糞が!やっぱりいるんだ。最初、かじられた敷居を見たときは、最近飼い始めた幼犬の仕業かと思ったが夜中にやられた形跡からネズミと判断した。夏の間はゴキブリの出没には気をつかっていたものの、ねずみがいるなんて思いもしなかった。そういえば最近いろんな人からねずみの話しをよく聞くなぁ、と思ってはいた。食べもの系はすべて容器に入れ、種子類は瓶に。いったんねずみと分かるともう気になってしまい、ねずみ退治できるモノを買おうとホームセンターに走る。ネズミペッタンなるものを購入し、かじられた敷居のそばに仕掛ける。

翌日、おそるおそる玄関を開けると、見事にかかっていた。もう死んでいたので、躊躇しながらもペッタンしてごみ袋に。やれやれ。その後ねずみがいる気配は消えたので、この事務所にいたのは、あの一匹だけだったのかな。そんなわけで、この年末年始は自分一人で大騒動でしたが一件落着。

さて、ここからが本題です。前号、前々号では「地球の生態系があぶない」として、山田 征さんの昆虫たちや、サンゴの話しを掲載しました。今回は動物です。

『ANIMAL ぼくたちと動物のこと 〜僕たちは絶滅するの?〜』という映画を見たいのですが、予定が合わず断念。

映画は、「地球上の生命の『6度目の大量絶滅』が迫っているらしい。危機感を覚えた16歳のベラとヴィプランも2人が阻止する方法を探りに世界各地へ旅するが果たして…」という気になる内容。そこで調べてみました。まず大量絶滅の6回目の原因って何だろうか?

「第6の大量絶滅時代」とはどういう意味ですか?

「現代は(生物の)第6の大量絶滅期」と言われています。 どういうことでしょうか。 1978年ごろから、(生物の)絶滅率が急増していることは指摘され、自然状態の1千倍とも言われる速度で絶滅が進み、生物多様性がどんどん下がっています。

 

中生代の大量絶滅の原因は?

恐竜が絶滅した中生代末の大量絶滅は隕石衝突が原因とされ、その時代の地層から高濃度のイリジウムが見つかっている。 地質時代区分の境界のうち、約2.5億年前の古生代と中生代の境界のこと。

6度目の大絶滅。人類は生き延びられるか?

以下ナショナルジオグラフィックより

人類も無縁でない。ピュリツァー賞作家が語った6度目の大量絶滅。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストはライオン全体を「VU(危急種)」としているが、一部の生息地では「CE(近絶滅種)」としている。生息地の消滅、獲物の減少、人間による殺害などがその原因だ。

 


絶滅とは何か―実はいろいろある「絶滅」

絶滅は自然な現象だ。結局のところ、かつて地球上に生息した生きものの90パーセント以上は、すでに存在していないのだから。

とはいえ、この現象を人間が悪化させたのは確かだ。生息地の喪失、気候変動、侵略的外来種、病気の拡大、乱獲および狩猟などによって、われわれは自然に進行する種の絶滅を加速させている。(参考記事:「6度目の大絶滅。人類は生き延びられるか?」)

「独自の生態学的役割を持つ種が、ごっそり失われようとしています」と、米デューク大学の保全生態学教授、スチュワート・ピム氏は言う。たとえば、ラッコやサメのような最上位捕食者の減少により、その生態系はバランスを失いつつある。

日々絶滅する種は数十種類にのぼり、専門家によると、2万種以上の動植物が永久に失われる瀬戸際にあるという。既知の哺乳類の4分の1は絶滅の危機にある。

世界的な種の減少を中心となって追跡調査しているのは「国際自然保護連合(IUCN)」だ。同団体は野生の種の状況を評価し、さまざまなデータを考慮したうえで、絶滅危惧生物をレッドリストとしてまとめている。

こうやって調べると、人類が生態系にかなりなインパクトを与えていることがわかります。16歳のベラとヴィプランが危機感を覚えるのも理解できます。

さて、今後私たちができることは・・・やはり賢い消費者になることではないでしょうか。買い物は、自分の意識改革につながります。私達の選択が社会を創り、未来を変えていくと信じて。「選択」が重要なキーワードだと思います。お金をどう使うかはその人の生き方だもんね。