やってみたシリーズ第2弾
サックス習って娘の結婚式で演奏してみた! 林 則夫さん(60代)
13年前、映画「スィングガールズ」(※)を観た林さん。竹中直人演じる高校教師・サックスを吹けると言ってしまった姿に何故か「あれ、自分みたい」。2回も観てしまった。サックス、かっこいいなあ、よし習っていつか娘の結婚式に演奏してみよう、と決意した。
始めにちょっとお高いサックスを購入。自分が形から入るタイプということもあるけど、高価なものを買えばもったいなくて途中で辞められないから。(家族には借りていることに。だけどバレバレだった)
週1回教室に通い、年に1、2度は発表会で演奏する。大きな音を出すことは自宅では難しく、スーパーの屋上駐車場に停めたマイカーの中、人の少ない公園、伊木の森の頂上がもっぱら練習場所。昨年は念願かなって娘の結婚式でドリカムの「未来予想図Ⅱ」をサプライズでソロ演奏し、家族も喜んでくれた。
定年の1年前に退職し、家業の農業を継いで6年。退職する時はこれでいろんなストレスともオサラバできると思っていたら、家業というのも意外とストレスは多い。でもそんな時は趣味のサックスとバイクがあるさ、飲みに行く友人たちもいるし。と気持ちを切り替える。
「サックスもあくまで素人の趣味なんだから無理はしない。裏拍とか16音符の連符とかはムリムリ!
発表会に吹く楽曲も、難しい部分は自分に合うレベルに先生がアレンジしてくれる。今まで吹いてきた曲は、長渕 剛の「乾杯」、尾崎 豊の「I love you」、スタンドバイミー、中島みゆきの「時代」、松田聖子…吹くのはポップスが多いけど、ジャズもロックも音楽は何でも好き。会話は常に冗談まじりの林さんだが行動はきっちり。メリハリは必要だから発表会には出ると決めている。「ただ、発表会に向けて数ヶ月前から一生懸命練習しても、終わったら抜けちゃうけどね(笑)」。サックスは難しい、でも楽しいと語る林さん。
娘の結婚式に吹くという第1目標は達成した。「今後?このまま健康でいつまでもサックスが吹けたらそれでいいな。息が続くまでね。目指せ、90歳プレーヤーだね。高いとこ目指さなくていいの。生き甲斐でいいの。人生は楽しまないとね」。
※『スウィングガールズ』は、2004年公開の日本映画。東北の片田舎の落ちこぼれ女子高校生がビッグバンドを組んで、ジャズを演奏する青春映画。キャッチフレーズは「ジャズやるべ!」。 楽器店での管楽器の売り上げが数割ほど伸びるというある種の社会現象まで引き起こすなどといった反響を得た。
えんぴつカフェ
4月16日に開催予定だったテーマについて。
<自分の葬儀をどうしたい?>
人生これから!「これからをどう生きるか」を念頭に、「自分の葬儀について」どういう準備が必要で希望はどの程度叶えられるかを調べてみました。
自分の葬儀、どうしたい?(7月16日開催)
今まで様々な方の意見を聞いてきました。意見や希望は大きく3つに分かれます。
1つは、普通の葬儀で行いたい。
2つ目は、本人の希望通りに行う。
3つ目は、残されたもののやりたいように。
いい悪いという問題ではなく、自分はどうしたいか、が大事。今回は無宗教葬儀(自由葬)について。特定の宗教宗派の儀礼を行わずに葬儀と告別式を行う自由葬について情報を共有します。
・決まったルールはない・どんな葬儀を行いたいか生前から決めておく・葬儀社とよく相談しておく。無宗教葬儀(自由葬)では、宗教的な縛りがないため、葬儀内容をしっかりと組み立てる必要があります。
例えば「音楽葬」。故人が生前好きだった音楽を流しながら進行していく。 ピアノやバイオリン、トランペットなどの楽器による生演奏や合唱隊による歌などもいいですね。あらかじめ録音しておき、BGMとして流すこともできます。「大好きな絵本の朗読」で送ってもらうのもいいね。一つアイデアが出ると、連鎖していき、思わぬ展開になることも。
えんぴつカフェでは、自分の葬儀の設計図を起こしてみます。文章でもイラストでもオーケー。おしゃべりしながら書いていきます
えんぴつカフェは毎月第3木曜日 13:30-15:30
にらめっこ編集室にて。詳しくはお知らせのページ参照ください。
「人生これから!」(非営利活動市民団体)
090-5638-7044(田辺)
090-7854-4561(三上)