ぎむきょーるーむ 自己肯定感って・・・なんだろう?

01今の自分に満足してる?
子どもの声

—– YES —–
・ 好きなこともあるし、家族も好きだし、友だちもいる。(小5・男子)
・学校でクラスの中心になって動くと「さすが!頼りになるわー」などといわれることがたくさんあるので、自分がやっていることは正しいんだと思える。(中3・女子)
・家族6人が元気でいてくれて、育ててくれてありがとうという気持ちです。(小5・女子)

—– NO —–
・ 目標があってもそれに向かっていけない。(小5・女子)
・ あらゆる問題を背負いすぎていて、いまにも崩れそう。(高2・男子)
・ 絵がうまくないし、スタイルもよくないし、頭が悪い、顔立ちが悪い。(中3・女子)

 

落ち続けてきたオレが息子にいったこと・・・玉袋筋太郎

01 少年時代?そりゃ自信なかったよ。運動できないし、勉強できないしさ。だけど卑屈になることもなかった。なんていうのかな、全員がスターになれるわけじゃなく、脇役もいる。それぞれにポジションがあって、オレもどっかいいとこあんだろう、ぐらいに思ってた。オレのいいところを認めてくれる仲間がいたしね。

ところが、小学校三年生のとき、授業中にウンコをもらすという大失敗をしでかしちゃったんだ。これって致命傷だよ。それまでのオレはおもしろいこといったりして、けっこう人気者だったわけ。もうすっかり凹んだね。

この大ピンチをどうやって乗りこえたかっていえば、やっぱり仲間がいたからだろうな。へたに同情されたり、かばわれたら立つ瀬ないけど、彼らだけは見て見ぬフリというか、そっとしておいてくれた。だから、またひょうきん者にもどれたんだと思う。

失敗したって、「そんなこと、どうってことないよ」っていってくれる人が一人でもいたら、子どもは楽になるんじゃないかな。近所のおじさんやおばさんでもいい。ついでに「いつもあいさつの声が大きくて気持ちいいね」なんて、ほめてくれたら最高だよね。自分を見てくれる人がいるって、自信につながるよ。

じつはいま、息子がメチャクチャおちこんでいるんだ。大学の推薦入試に失敗してさ。同じクラブから息子ともう一人が推薦枠のセレクトを受けて、息子だけ落ちた。親の目から見てもほめてやりたいくらい熱心にとりくんできたから、自信喪失なわけよ。

オレは息子に言ったんだ。「相手をねたむな。『よかったな』っていえれば、受験には失敗しても人生では合格だ」って。そしたら彼の表情が明るくなってきた。

大学入試の失敗なんて、長い目で見ればどうってことないともいったよ。オレなんて、仕事でどれだけセレクトに落ちつづけてきたか…。考えてみれば、人生は大半がつらいことや傷つくことばかりだよ。だけど、ひとつでもいいことがあれば生きていける。だから失敗をおそれるなっていいたいね。

それに、失敗しても笑えばなんとかなるって。「笑う門には福来たる」っていうだろう?失敗をみずから笑うことで、不思議とパワーが出てくる。例のピンチも、仲間の存在と「ウンコもらしの赤江(オレの本名)です」って笑いに転化することで乗りきれたんだよ。

漫才師 玉袋筋太郎
漫才コンビ「浅草キッド」のメンバー。著書に「男子のための人生のルール」(理論社)などがある。一児の父で、ライフワークはスナック通い。

「これでいいんだ」を積み重ねて・・・辰巳渚

01 大人になって働きはじめてからは、こんなことがありました。仕事がうまくできなくて、精神的にも肉体的にも参ってしまい、辞めざるをえなくなったのです。人と話すのもこわく、しばらく家のことだけをして過ごしていました。でも、そうしているうちに、ごはんがおいしかった、布団を干したら気持ちいい、部屋を掃除したらすっきりした。あたりまえのことをあたりまえに感じることができ、「ちゃんと自分がここにいる」と思えました。枯れていた自分が、満ちていったような気もしました。

このように、すごく落ち込んだ状態から、時間とともに自分をニュートラルにしていくことができたのも、子どもの頃に愛された思いや、何度でも自分で再生できる「支えになる言葉」があったからだと思います。

「あなたがいてよかったわ」。私は子どもたちによくいっていますが、親ができることのひとつは、そういった支えにできるような言葉かけをすることかもしれません。私は「家事塾」を主宰していますが、子どもは家のこと、身のまわりのことを体感することで、自分ができること、できないこともわかります。誰かの役に立つ実感も得られます。親も言葉をかけやすい。自尊感情が育めるものだとすれば、こういった日常でなのだと思います。

私の講座には、「家事のほんとうのやり方を知らない」といってくる人もいます。親子講座では、子どもの姿を見ているとアラばかりが気になってほめる部分が見つからないという人もいます。私が感じるのは、自分に対しても子どもに対しても理想が高く「これでいい」と思えない。自己評価が低い人が多いのかもしれないということです。

いま思えば、仕事をやめて家のことをひたすらしていたあの時期に、私は日常の小さな満足を得ることで「これでいいんだ」を積み重ねていたのだとも思います。

「家事塾」代表 辰巳 渚
2008年から、親子に家事の大切さとワザを説く「家事塾」を主宰。一男一女の母。「親子で楽しむこどもお手伝い塾」(明治書院)など著書多数。

抜粋

にらめっこのバイブル:こども・きょういく・がっこうBOOK『おそい・はやい・たかい・ひくい』N0.31より抜粋

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